先日、現在施工中のお家で気密測定を行いました。
気密測定とは、住宅にどれほどの隙間があるかを数値で確認する作業です。気密測定で出される数値は、住まいの快適性と耐久性に大きく関わる重要な指標となります。数値が小さければ小さいほど、冷暖房の効率が良く、結露の防止や外気の侵入を防ぐ高気密住宅と認定され、税制上の優遇措置や住宅ローン控除の拡充、補助金の対象となるなどのメリットがあります。
今回の測定を担当してくださったのは、いつもお世話になっている超ベテランの気密測定士さん。実は直近の4軒すべてを担当してくださっており、私たちの家づくりをよくご存知の方です。

この日の朝、機器の設置が終わり、最初の測定を開始してすぐにその測定士さんが、測定器の数値を見ながら
「もうこの時点でC値=0.1以下確定じゃないですか?」と、おっしゃったんです。
なんでわかるんですか?と聞くと、「家の広さに対して排出される通気量の数値が低いから、この量だったらもう計測結果を見るまでもなくC値=0.1以下だとわかる。」と教えてくれました。

そして予想どおり今回も測定不能という結果に。

つまり、あまりにも気密が高く、機械で正確な数値が測れない状態!
一般に使われてる測定機械はC値=0.1以下だと計測できないのです。
その後、意図的に小さな通気口を少しずつ開け、ようやくC値=0.11の数値を出すことができました。

すると測定士さんが、「神の領域だね!!関西一円いろんな現場で測ってるけど、ここまでの気密住宅はyuno工房さん以外では見たことがない。」とおっしゃってくださいました。

▲通気量をC値=0.1以上になるように調整するために、小さく穴が空いているのがわかりますか?


C値=0.1以下は、床面面積1㎡あたり0.2㎠、100㎡あたり20㎠以下しか隙間がない家を証明する数字です。
yuno工房では、高断熱・高気密の家づくりを標準とし、断熱等級6相当、制振装置「MIRAIE」標準搭載(耐震等級3)の住まいをご提供しています。
それは、ただ性能を追求するのではなく、「ご家族が一年中快適に、安心して暮らせる家」を本気で目指しているからです。

これからも、設計力・施工技術ともに磨き続け、光熱費のかからない、居心地のいい家を、名張・伊賀エリアから皆さまにお届けしていきます。

こちらのお家の完成は9月上旬。
完成見学会も予定しておりますのでイベント情報をチェックしてくださいね。